おはようございます
今朝弘前公園の堀端を通ったら、桜の木が生き生きした緑色になっていて、とてもきれいでした
どんどん季節が変わっていっているんですね~
さてさて
皆さんは、『津軽塗』と聞いたら、まずどんなイメージを持つでしょうか
おそらく、一般的な『唐塗』を思い浮かべるのではないでしょうか
わたしもこの仕事を始める前は、『津軽塗』=『唐塗』というイメージしかありませんでした
ところが、工場に入ってみてびっくり
塗りのパターンは無限大、仕掛を打つ人、塗る人、研ぐ人によって、まったく違う作品が
カラーも充実していて、玉虫色やラメ、パール入りなどもあります
『津軽塗の世界も進化しているんですね~』
とはいえ、やっぱり伝統工芸は、若い人には受け入れられにくく、
でも伝統はつなげていきたい
新しいというデザインだけでは、チャチなものができてしまうし、
定番だけでは古くさい
素晴らしい作品には、絶妙なバランスが大事
・・・と日々こころに留めて新しい作品を制作しますが、
ものづくりは何でも奥が深いです
とても難しい
とくに、伝統工芸においては、とりわけそうだと思います
先人達が築いた技術や色柄をベースに、
いまこの時代に合ったものを作る
温故知新とは、まさにこのこと
う~ん・・・煮詰まりますね~笑
津軽塗はまだまだ進化途中
100年後、津軽塗年表の平成の欄に、わたしたちの作品が残っている事を願って